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応用情報技術者試験に合格した勉強法まとめ

平成27年度秋期応用情報技術者試験を受けた。結果がわかったので勉強法をまとめておくことにする。

成績

得点

得点
午前 75.00点
午後 70.00点

午前分野別得点

分野 得点(得点率) 満点
ストラテジ系 20.00点( 80.0%) 25.00点
マネジメント系 11.25点( 90.0%) 12.50点
テクノロジ系 43.75点( 70.0%) 62.50点

午後問題選択分野

問題番号 分野
問1 情報セキュリティ
問3 プログラミング
問4 システムアーキテクチャ
問8 情報システム開発
問9 プロジェクトマネジメント

合格率(平成27年度)

応募者数 合格率
97,644名 21.3%

勉強法概要

応用情報技術者試験について

応用情報技術者試験(おうようじょうほうぎじゅつしゃしけん、Applied Information Technology Engineer Examination、略号AP)は、情報処理の促進に関する法律第7条第1項の規定に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分。情報処理技術者試験制度のスキルレベル3(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当する。

応用情報技術者試験 - Wikipedia

毎年10万人程度が受験しているようで,合格率も概ね毎年同じで20%程度。実感としてはそこまで低くなるような試験には感じないが,どうやら受験率が6割程度と低く,それが合格率の低さにつながっているようだ*1。試験のレベルとしては,数年程度の実務経験を持ったIT技術者が対象のようで,知識のみを問う基本情報技術者試験とは異なり,知識を応用できるスキルを問われる。

午前は基本情報と同じような形式の選択問題,午後はケーススタディのような形で個別の課題が提示され,それに対して問題点を指摘したり,解決策を記述したりする応用問題が出題される。 応用とはいえ,それほど込み入った課題が出ることはない。問題をよく読み,前提となる必要知識があればきちんと解けるようになっている。また,記述式と言っても長文を書く必要はなく,30字以内で回答せよ,という形式の問題が多い印象。選択式の問題もある。

前提条件

一応ここで提示している勉強法は下記のような人を対象としている。

勉強法については↓を参考にした。実務経験や基本情報資格の有無など様々な受験者のパターン毎に勉強法をおすすめしてあるので,非常に参考になる。

午前対策

午前は過去問*2を解くだけで十分。僕はアプリを利用して通勤時間で勉強を進めた。

応用情報処理 過去問

応用情報処理 過去問

  • 株式会社龍野情報システム
  • 教育
  • 無料

このアプリは無料で平成20年度以降の午前の過去問すべてを解ける上,正答率も確認しやすい。出題の順番はランダム・回答が少ない順・不正回数が多い順から選ぶことができるため,「回答が少ない順」で第1問から第80問まで一通り解いた後,「不正解順」に切り替えて不正解だった問題に絞って復習できる。僕の場合は過去問4回分を解いて本番に挑んだ。最新の問題を本番直前まで残しておき,それを腕試しに使うのもいいかもしれない。

解答だけでなく解説もあるため,これ一本で午前対策は十分。もっと詳細な解説がほしい時や,体系的に1からきちんと学びたい分野がある場合は,Web検索や後述する午後対策本*3を活用すればそれでことたりるはずだ。

それでもどうしても不安な場合のみ午前対策本を買えばいいだろう。

[asin:4865750444:detail]

(追記)2017年版はこちら↓

(追記)2018年版はこちら↓

午後対策

午後は過去問だけでは解説が足りないので,対策本を購入した。僕が買ったのは2015年度版だったが,すでに2016年度版が出ているようなので,2016年度に受験する場合は,それを買うといいだろう。

[asin:4865750452:detail]

(追記)2017年版はこちら↓

[asin:4865750673:detail]

(追記)2018年度版はこちら↓

この本のいいところは,午後の過去問の模範解答・解説だけでなく前提として必須の知識の解説も入っている点だろう。午前の苦手範囲の勉強にもなるため,午前対策と並行して進めると効率がいい。

午後は必須問題1問と選択で4問解く必要があるため,必須1問+選択5問くらいに絞って勉強を進めると良い。本番は問題の難易度を見ながら,選択4問を決めればいい。勉強法に特別な工夫も必要なく,ただこの本の順番通りに前提知識の説明を読み,問題を解いて解説を読めばいい。

午後問題は一見して難しそうなものが多いが,それにビビってはいけない。問題文をよく読めば,午前と同じレベルの基礎知識を問う問題がほとんどで,難易度の高い応用問題は一部でしかないことがわかるはずだ。

受験時の手応え

午前は8割程度自信を持って解答できたため,合格ラインの6割はまず間違いなく超えただろうと思っていた。時間的余裕はそれほどなく,ほぼ時間いっぱい解いていた。途中退室する人も多いが,焦らずじっくり自分のペースで解く方がいい。特に前半のテクノロジ系の問題は計算問題も多く,時間がかかるため焦ってしまいがちだが,後半のマネジメント・ストラテジ系の問題は一瞬で解ける問題が多いため,それほど焦る必要はない。僕の場合,制限時間の半分の時点で全体の半分である40問まで進んでいなかったため,少し焦ったが,後半に進むにつれて問題を解くスピードが早くなったため,全く問題なかった。タイムマネジメントも試験において重要なスキルなので,事前にしっかり時間を測って練習しておいた方が良かっただろう。

一方,午後は時間が余って途中退室した。解答欄すべてを埋められなかったが,まあ7割くらいは取れているだろうと思っていた。結果その通りだった。

まとめ

基本情報取得者の場合,午前の対策は過去問アプリ(無料)で十分,午後は対策本は必要。8割正答を目標に3週間位毎日きちんと対策すれば,合格ラインの6割はまず取れる。

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