Homebrew-Cask でアプリケーションをアップデートする 例:Visual Studio Code
僕はメインのテキストエディタとして Visual Studio Code (VS Code)を使っているのだが、更新の頻度が高く、毎週更新するかどうか聞かれて少々面倒くさい。更新のために VS Code を再起動しても、なぜか更新されない。手動で更新するには、 /Applications
から VS Code を削除して、公式サイトからダウンロードする必要があるのだが、面倒くさすぎてやりたくない。そこで Homebrew-Cask を使って更新することにした。ここでは VS Code を例にしているが、 Cask でインストール可能なアプリケーションであればなんでもいい。
環境
- OSX 10.11.6
- Homebrew 1.2.4
- Homebrew-Cask 1.2.4
Homebrew のインストール
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
macOS(またはLinux)用パッケージマネージャー — Homebrew
Homebrew-Cask のインストール
$ brew tap caskroom/cask
VS Code の削除
VS Code を Homebrew-Cask ではなく公式サイトからダウンロードした場合、面倒だが一度手動で削除する必要がある。 Cask で入れている場合はそのまま次のステップに進む。
# Applications を開いて Visual Studio Code を削除
$ open /Applications
# rm -r でも消せるはず $ rm -r /Applications/Visual\ Studio\ Code.app
Homebrew の更新
$ brew update
VS Code のバージョン確認
# インストール済の VS Code のバージョン確認 $ code -v 1.13.0 # Homebrew-Cask の VS Code のバージョン確認 $ brew cask info visual-studio-code visual-studio-code: 1.14.0 # 以下省略
ここでインストールしたいバージョンが表示されない場合、残念ながら Cask 側が最新のバージョンに対応するまで待たなくてはならない。
VS Code のインストール・更新
# 新規インストールの場合 $ brew cask install visual-studio-code # 更新の場合 $ brew cask reinstall visual-studio-code
インストールが完了したら、バージョンを確認する。
$ code -v 1.14.0
以後は brew cask reinstall visual-studio-code
で更新できる。
課題
Cask 側が対応していないと最新バージョンをインストールできない
VS Code の最新バージョンがリリースされても、 Cask 側が対応しないと最新バージョンをインストールできない。辛抱強く待つか、あるいは自分で対応した方がいい。 Casks ディレクトリに visual-studio.rb
があるので、それを編集すれば貢献できそうだ。 Contribute するときは以下を読んでみよう。
結局手動で更新する必要がある
結局は、一度 VS Code を落とし、 brew cask reinstall visual-studio-code
を実行する必要がある。それすら面倒なら、 cron でスケジュール化するのも良いかもしれない。僕は勝手に更新がかかるのが気持ち悪いので、手動で実行している。
今日のひとこと
「うちの子は天才なのでは」と思うやつは親バカすぎる。うちの子こそが天才。
— Kohei Kimura (@cohhei) 2017年7月13日